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モーターサイクリスト [650-RS(W3)]

何故昔の記憶は鮮やかに残っているのだろう。
今や1階から2階に上りついた瞬間、何をしに来たのか思い出せないのに・・・

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何気なくヤフオクを徘徊していた時、この表紙に吸い寄せられてしまった。
目にするのでさえ何十年ぶりの写真だが、その隅々の内容までニューロンネットワークの奥深くより引き出され、更に気が付くと中学生の自分が何やら叫んでいる。
「絶対にこれを手に入れろ!」と・・・

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早速デロリアンに乗り込み1.21ジゴワットの落雷を受け、PCの前の現実に戻った私は右手人差し指を動かしたのだ。

確か2輪に目覚めたのは小学6年生の林間学校でだった。榛名湖畔での昼食の際に誰かが、「あっ、ナナハンだ」と叫ぶ。そして、そいつが得意になって解説を始めた。これ俺の兄貴も乗っている世界一速いバイクだぞ、200km出るんだぞ、マフラーが4本も有るんだぞ、ブレーキが・・・etc。
とにかく絶壁のように立ちはだかり、爆音を轟かせるCB750にただ圧倒されていた。
それから本屋で毎月のようにバイク雑誌数誌を、オヤジのハタキ攻撃をかわしながら立ち読みし、空知識だけはふんだんに得ていた。
高校受験を現実的に感じ始めながらも、相変わらずバイクに夢中だったあの頃。そんな自分が自腹で買った最初の二輪雑誌がこれだ。
その頃は隅から隅まで貪るように読んだから、それが現存するとしてもボロボロだっただろう。幸い手にしたこれは、年相応の良い味を出しながらもしっかりしている。


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表紙をめくると毎月決まった順列で出てくるカラー広告、ホンダ・ヤマハ・スズキに続くのがカワサキだった。
当時、中学生だった自分にとっての憧れは、間違いなく左側の750-RSであって、650-RSはその時でさえ時代遅れバイクの認識だった。立ち読みで得た溢れる空知識から。
しかしまさか650-RS(W3)が時を経て、自分の身近に存在するバイクになろうとは、夢にも思わなかった。

既に"ナナハン"と言う語が市民権を得ていて、国産4メーカーからそのトップモデルが出揃っていたが、若者にとっては「速い」「でかい」「多気筒」が憧れの対象だった。要するに分かり易く無くてはダメで、味わいだとか扱い易さなんて考える余地もなかったのである。
そういう意味でヤマハのTXは不利だったな。これと言ったアピールポイントもキラキラした華も無く、何故今更XSの拡大版を出すの?程度にしか思われていなかった。後の所謂"HY戦争"が信じられないほど、当時のヤマハはホンダとのガチンコにビビッていたみたいだ。
しかしZ2は流石だ、未だその魅力はいささかも色褪せていない。CBも偉大な先駆者に違いないが、世界中を熱狂させたZは今風に言えば"神"である。
W3は・・・Zがニューヨーク・ステーキなら、すき焼き?寿司?いや、日本人にしか分からない、納豆がお似合いだ。
コードネーム「トウキョウ・ナットウ」、テンプラやゲイシャみたく、外人に媚びて無いし素敵  ^^;

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今月号の新人紹介コーナーである。
と言ってもCB550は少し恰幅の良くなった「静なる男」だし、CB750はセンターの換わったAKBの様な感じ?
モンキーZ50JやRL250にしたって、車体はNEWだがエンジンは流用だ。YZR500に至ってはワークスマシンじゃん!だから"コーナー"と言う括りで紹介されているし、完全なNEWの場合は大体表紙を飾っていたものだ。
しかし当時のロードテストを読むと、現在では、お宝!と思える記載が結構ある。その一つがCB550の一節「荒川テストコースで・・・」だ。
今は分からないが当時ホンダのテストコースが、R17が通る笹目橋のやや上流河川敷に有った。必死のバイトで買ったT250(GT250の前)で訳も無く走り回っていた頃、仲良しバイク仲間(みんなアタマ悪かった)達と偶然見つけたのだ。
「おいおい、あのタンクが真っ黒なでかいバイク何?」、カモフラージュされたそれは誰にも分からなかった。それもその筈で、実物を見るのが初めてな、国内販売されていなかったGL1000だ。
最初は、何でこんな所に立派な舗装路が有るの?だったが、特に深く訳を考えず(みんなアタマ・・・)、変わったバイク見たさで何度も通った。そのうち誰も居ない時は、そこで遊んでいたのだ。G・アゴスチーニごっことか ^^;
今考えると、ぼろいスズキやヤマハに乗った少年達が、ホンダのテストコースを走り回る図。
究極の『ありえへん∞世界』でしょ。
そのうちシビックに乗った警備員に追われるようになり、流石にアタマ・・・少年達も気づいたのだった。

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1974年の国産車価格表である。
カワサキやホンダのロゴが時代を感じさせるけど、CB750よりTX750の方が高かったのね。それと原付のバリエーションがやたらと多く、2種まで含めればラインナップの2/3も占めていたんだ。
しかし軽自動車税、原付は年間500円か~

えー、限りなく湧き出る懐かしい思い出や新たなる発見。
きりが無いや・・・


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